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『アックス・ジャイアント』

Posted by 深城寺 雪広 on 23.2014 0 comments
『アックス・ジャイアント』
2013年
アメリカ
監督:ゲイリー・ジョーンズ

アックス・ジャイアント [DVD]アックス・ジャイアント [DVD]
(2013/11/02)
ジョー・エステヴェス、ダン・ハガティ 他

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とりあえず、ジャケ写を見てほしい。
凶悪さ、禍々しさを醸し出すナイスなデザインである。
期待はずれだと思う反面、もしかしてパート2なんてことになる可能性もある。
結局、観るしかない。
観ないことには始まらない。
『観れば判るさ、ありがとう』とは、誰の言葉だったか。
勝手に北朝鮮に渡ってしまうあの人も、同種の言葉を口にしていたが……。

さて、本作。

ホーム刑務官の元で、刑務所の矯正プログラムに参加するティーンズたち。
このプログラムを受けると、刑務所を出ることができるらしい。
しかし、ホーム刑務官のしごきは半端なく、山で体力的にヘトヘトになるまで体を動かす羽目になった。

メンバーの一人が白骨化した牛の角を持ち帰ったことから、事件は勃発する。
突如と現れた巨人。
でかい斧を振り回し、メンバーの一人は真っ二つにされた。
巨人から逃げまどうメンバーたち。
一人、また一人と命を落としていく。

あの巨人の正体は?
はたして、メンバーの運命はいかに。

……という、単純なストーリーである。
全体的な印象として、娯楽C級ホラーの位置づけながら、この手の作品を好む観客にとってはバランスの良い内容といえよう。
CG甘めながらも、巨人の斧の犠牲となるチョンパ度はしっかり。
巨人のデザインが私的にはイマイチだが、CG合成のしょーもなさが逆に一つの魅力となって、ファックな映画とはいえない代物になっている。

劇中に巨人の正体を示唆する内容が盛り込まれているが、元ネタはポール・バニヤンという伝説の樵だ。
本作を観るまで知らなかったが、ノース・アメリカの民話等に出現するもので、ミシシッピ川誕生にも絡むと言われている。
このポール・バニアン。
別に怖ろしい伝説ではなく、青い牛・ベイブを連れた体のでかい樵で、何十人分もの仕事を一人でこなす、ゴッド樵のような存在として扱われている。

それが、人間を虐殺する殺人鬼と描かれるところに、本作の大胆さが窺える。
最終的には、お決まりの人間のエゴなんかを題材にして、人としてどう生きるべきなのかを考えさせる意味も含んでいるのだが、娯楽度満点だった流れを押し返すだけの描写ではないと言っておこう。

注目すべきは、エンドロールに流れる曲『ザ・バラード・オブ・ポール・バニアン』。
その歌詞を噛みしめてほしい。
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Category : ホラー映画

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