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『STILL 鬼4忌』

Posted by 深城寺 雪広 on 16.2013 0 comments
『STILL 鬼4忌』
2010年
タイ
監督:4名によるオムニバス
・CHARATCHAI KETNUST
・MANUSSA VORASINGHA
・TANWARIN SUKKHAPISIT
・POJ ARNON


STILL


 週末に飲むためのワインを買いに、会社帰りに成城石井に行く。
 ワインの試飲をやっていたが、先にもらった中年女性が店員を目前にして言い放った。
 『ビールの方がいいわッ!』
 店員に対する配慮の欠片もなく、もしも私がアメリカ人だったら両手を上げて首を振ったことであろう。
 
 気を取り直して、ワインを物色。
 ふと見た先に、ウイスキーが陳列してある。
 入社したての頃は、いろいろな酒を試した。
 カクテルにまつわるエッセイも読み、背伸びしたい時期だったと懐かしむ。
 一番印象に残っているのは?
 と聞かれれば、バーボンであろう。
 メーカーズ・マークを好んで飲んでいた。
 昔に乾杯でもするか。
 気取って、ボトルを探してみる。
 しかし、目は別のボトルに止まった。
 HEAVEN HILL。
 名前も良い。
 ラベルのデザインも良い。
 ケンタッキー・バーボン。
 良いではないか。
 値段も1000円をわずかに超える程度。
 ワインとともに、思い切って購入。
 電車で1時間、2本のボトルを護送する任務となった。

 バーボンという名称は、何故かカッコいい。
 それを飲もうとする自分も、少なからずカッコいい。
 こういう酒は、普通に飲んではいけない。
 精一杯背伸びして、自己に酔わねばならない。
 
 西部劇でも観るか?
 ふさわしい状況を、アレコレ思い描く。
 NANODA。
 頭の中に、アルファベットが浮上する。
 一つの漠然としたイメージが、ゆっくりと像を結ぶ。
 私はおもむろに準備を始める。
 
 はちまき。
 腹巻。
 ステテコ。
 そう、ある男のスタイルに限りなく似てきた。
 私はグラスを傾け、芳醇な香りを楽しむ。
 これが、アメリカか!?
 そう、他人には理解されないであろう。
 完全に和のスタイルだ。
 当初求めていたイメージと、えらくかけ離れている。
 しかし、今日はこれで良い。
 これはこれで、わたしなりのバーボンなのだ。
 さきほどのアルファベット、NANODA。
 吾輩は、バカボンのパパなのだ!!
 タリラリラーの、コニャニャチハなのだ!!文字色
 ……。

 さて、いつもより前置が長くなったが『STILL 鬼4忌』。
 タイ・ホラーではオムニバス形式の作品が多いらしい。
 私が鑑賞したのは台湾版で、ジャケットの説明は中国語。
 作品自体は英語の字幕で鑑賞できたが、ジャケットの説明には実話を基にしたストーリーのようだ。
 
 第一話『火炎』
 タイのナイトクラブで、大晦日のカウントダウン・パーティー。
 火災が発生し、多くの死傷者を出した。
 アームは恋人のパムと来店していたが、二人の仲はギクシャク。
 離れた間に火災が発生。
 パムは帰らぬ人となった。
 悲しみに沈むアーム。
 立ち直れなくなったアームは、自殺を試みるが……。

 第二話『獄中にて』
 死刑囚として投獄された青年。
 入所時に、自殺した死体を目の当たりにする。
 脱獄する唯一の方法は、自殺だけだ……。
 看守の一言が、青年に重くのしかかる。
 青年は、眠れぬ夜が続く。
 青年に語りかける隣房の男。
 不可解な現象に、青年は追い詰められていく。

 第三話『復讐』
 とあるマンション。
 家出少女が、薬の売人の部屋を訪れる。
 金が無かった少女は、売人と一夜を共に。
 翌朝、少女は売人の不在中に、部屋を物色。
 帰宅した売人にみつかり、命を落としてしまう。
 死体の処分に困った売人は、少女の遺体をマンションの貯水タンクに投げ入れる。
 やがて、各部屋の水道からは不可解な現象が見られ、住民たちは異変を感じ取るが……。

 第四話『恐怖のホテル』
 立ちんぼお姉ちゃんが、二人の若者客をゲット。
 ホテルの到着するが、薄気味の悪い婆さんが待っていた。
 婆さんは、姉ちゃんの泊まる部屋で過去に殺人があったと告げる。
 不安に駆られる姉ちゃんだったが、何故か過去の殺人現場を目撃する羽目になる。


 全体的に、描写は控え目。
 スプラッター度は、それほど高くない。
 幽霊描写も特筆すべきものはなく、私的には物足りない。

 ただし、三話の『復讐』だけは、タイ特有の怖さがある。
 貯水タンクに投げ込まれた死体は、当然腐乱していく。
 その水を、住人は飲んだり、顔を洗ったりする。
 生理的な気色悪さが優先するので、日本ではまずあり得ない描写が観客を直撃する。
 某マンガのトラウマ騒動が記憶に新しいが、稀に含まれるタイ式ホラー描写の方が私には効果を発揮する。
 
 
 
 
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Category : 輸入ホラー

『アパリション ~悪霊~』

Posted by 深城寺 雪広 on 01.2013 0 comments
『アパリション ~悪霊~』
2012年
アメリカ
監督:トッド・リンカーン


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(2013/07/03)
アシュリー・グリーン、セバスチャン・スタン 他

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 ついに8月が、終わった。
 予測していたが、今年も暑さは半端ではなかった。
 というか、今になってまたぶり返している。
 どこかに行こう。
 涼しさが、どこかで待っているはずだ。
 そう思う反面、ニュースをみれば全国的に猛暑らしい。
 移動にも金がかかり、次第にもったいないという考えに転ずる。

 結局、8月に逃げ場はない。
 という訳で、私の夏休みは東京で1泊。
 今回は、帝国ホテルに宿泊した。

 歴史がある分、部屋の状態を気にしてみたが、まるで問題なし。
 巷でいうサービスの良さも偽りなしで、快適だった。
 朝食のビュッフェも味がよく、それほど混雑していなかったので幸運だった。
 大抵は、行列ができるらしい。

 その間は、PCや映画も休止。
 たまには、そのような日があってもよい。

 さて、『アパリション』。
 ジャケ写は、なんとも魅力薄。
 悪霊という副題がなければ、完全にスルーするほどジャンル不明のホラーだ。
 例によって、事前情報を全く持たぬまま鑑賞。

 始まってみれば、ダーク・キャッスルの製作。
 これなら大コケないだろうと一安心し、余裕を持って鑑賞スタート。
 1973年に行われたチャールズ実験を、再度実践する学生グループ。
 そして、異常発生。
 何か最悪なことが、起きてしまったようだ。

 場面は変わり、ヒロイン・ケリーの登場。
 さすがダーク・キャッスル。
 美形を用意し、ホラー・マニアの心をくすぐっている。

 ケリーは恋人のベンと母親から借りた家で暮らしているようだ。
 周囲は閑散とし、空き家も多い。
 そして、不可解な現象が起こってしまうのである。
 
 基本は、オカルト・幽霊屋敷系。
 謎が多い分、ストーリーを追う興味は持続する。
 私的には、ラストだけは全くいただけないが、最初に行われた実験の主旨が理解できていれば感想は変わってくるかもしれない。
 ただし、作品だけからそれを判断するのは疑問。
 もうちょっと十分に説明しないと解りづらいネタなのだ。
 こちらも、軽い気持ちで観ていると、置いていかれる可能性がある。

 良かった点は、霊的現象を検証するための装置の描写。
 オマケをみるとわかるが、本作には幽霊顧問なるスーパーバイザーが起用されているのだ。
 そのため、機器のクールさが見事に伝わってくる。


 本作の核となるネタについて、少し補足しよう。
 作品内でチャールズ実験と扱われているものは、どうやらカナダのトロントで行われたフィリップ実験が元ネタのようだ。
 これは、ポルター・ガイスト研究の権威・A.R.G.オーエン博士により実施されている。
 そのコンセプトは『人間の精神が霊を作り出す』というもので、いわゆる幽霊とは異なるらしい。
 簡単にいえば、人が強く念じることによって幽霊もどきが生成される。
 このことを理解しておくと、多少は本作ラストも味のあるものとして理解できよう。 
Category : ホラー映画
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