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『元カノ 憑き纏う女』

Posted by 深城寺 雪広 on 19.2013 0 comments
『元カノ 憑き纏う女』
2010年
タイ
監督:ピヤポン・チューペッチ


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(2012/02/22)
シャクリット・ヤムナーム、ワニーダ・タームタナポン 他

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 6月初めに転勤の辞令がある。
 密かに、転勤ではないかと疑っている。
 既にそれらしい兆候があり、転居を伴う異動である可能性が高い。
 今の職場に全く未練はないが、引越しや新しい環境に慣れるまでのことを考えると、面倒臭い。
 その反面、業務量や通勤時間の軽減というメリットがあるかもしれない。
 ネットさえあれば、すでに首都圏に居る意味は失せた。
 どうせなら、田舎でのんびりできる環境のほうがありがたい。

 さて、『元カノ 憑き纏う女』。
 久しぶりのタイ・ホラーである。
 題名から、内容が容易に推測できてしまう代物だが、タイ映画の幽霊描写は結構好きだ。
 その点からいえば、本作も中々のモノ。
 ただし、それ以外に特筆すべき点は多くない。

 数々の浮名を流す人気俳優ケンは、妊娠した恋人を捨てて、新しい恋を始める。
 相手は女優のプロイ。
 当然、ケンは彼女に『愛しているのはお前だけだよ』なんて台詞をヌケヌケという。
 しかし、二人の周囲には、怪しげな雰囲気が。
 車に落書きされたり、恐ろしい悪夢を見たり。
 一方、二人を追いかけるカメラマン・キングは、奇妙な現象に気づく。
 ケンらを撮った写真には、ある人物の影が写っているのだった。
 キングはケンにその事実を伝えようとするが……。



 このように書くと、ケンは女たらしの極悪非道な奴に思えるかもしれないが、実際は少し違う。
 運命の人は、一人だけか?
 運命の人を、じっくり選ぶのが罪なのか?
 などと、観客に問いかける。
 いかにも色男の考えそうな事だが、元恋人を妊娠までさせて言うセリフではないだろう。
 こちらの予想を裏切らず、このケンはジワジワと追い詰められていく。
 元カノパワーを、思い知るがよい!!
 二枚目が嫌いな男性諸君は、一人ほくそ笑むこと間違いなし。

 しかし、クライマックスでの元カノ描写を見れば、これは結構キテいる。
 さすが、タイ。
 描写がスゲェ。
 そして、溜まったモヤモヤ感はさらに膨らみ、意外な結末へと導くのだった。
 
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Category : ホラー映画

『EVIL BREED / THE LEGEND OF SAMHAIN』

Posted by 深城寺 雪広 on 07.2013 0 comments
『EVIL BREED / THE LEGEND OF SAMHAIN』
2003年
カナダ
監督:CHRISTIAN VIEL


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(2005/10/24)
Bobbie Phillips、Howard Rosenstein 他

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ゴールデンウィークは、あっという間に終わった。
体調を崩したせいで、満足感は全くない。
しかも、相変わらず体はだるい。
いつにもまして、仕事したくないモードに陥るが、それもどうにもならない。
ここはひとつ、とっておきのジャケでも掲載し、気分の高揚を図ろうではないか。

そこで、『EVIL BREED』。
注目は、やはりジャケ写であろう。
男だったら、迷わず買い。
そのような、強烈なアピールポイントを有している。

ホラーとは、こういうものではないかい。

ジャケは、語っている。
色気抜群の姉ちゃんと、その首根っこをつかむモンスターの腕。
エロ・グロ・モンスター。

くぅ~~ッ。

思わず貴方はカビラのため息を漏らす。
心配するなかれ、この姉ちゃんはしっかり全裸で虐殺されるのだ。

この女優、実はジェナ・ジェイムソン
アメリカのポルノ女王で、ホラーでは『ゾンビ・ストリッパー』にも出演。
やはり、そっち系では貫禄のある演技をしている。
本作では、腹を真一文字に割かれ、ウォーウォーと大騒ぎされながら、内臓をほとんど抜かれてしまう役。
ジャケ写では主役級なれど、実はチョイ役である。

本作の特徴は、近親相姦を繰り返したことによって突然変異を起こした種族が繰り広げる変態家族系。
ゴア度に力を入れるものの、チープめなので安心して楽しめる。
変態家族は人喰いで、人間の手足を切断してバーベキューなんてシーンもあり。
ティンコまでコンガリなのがウケる。

他にも、肛門から直腸を延々と引っ張り出されて息絶える男などもインパクト大。
ヒロインも特徴的で、カナダ産にしてはエンターテイメントを忘れていない作品に仕上がってる。
まあ、クセモノ作品であることは否定できないが……。

Category : 輸入ホラー

『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』

Posted by 深城寺 雪広 on 05.2013 0 comments
『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』
1983年
アメリカ
監督:ロバート・ヒルツィック


001.jpg


 世間は、ゴールデンウィークである。
 こちらは突然の発熱に苦しみ、予定がすっかり狂ってしまった。
 ようやく映画やゲームができるぐらいには回復。
 思い起こせば、昨年も同様だった。
 日々の疲れがゴールデンウィークという甘えによって吹き出し、わが肉体に振りかかる。
 このままいけば、来年もきっと同じだろう。
 
 さて、『サマーキャンプ・インフェルノ (SLEEPAWAY CAMP)』。
 日本では80年代ホラー・ブームでビデオ化されていたらしい。
 しかし、日本でのDVD化情報は今のところ存在しない。

 実は本作、ネット上で概要を知ることができる。
 大筋は、邦題で想像がつく。
 いわゆるキャンプ系というものだ。
 キャンプにやってきた若者たちが、エッチと馬鹿騒ぎに狂い、皆の知らぬところで一人一人殺されてしまうというアレである。
 私も80年代ホラー経験者なので、この設定には揺るぎない信頼感を置いている。
 一年を通じて、キャンプ・ホラーを欲して止まない時期が必ずやってくるのだ。
 今回も、その時期がやってきた。
 しかも、偶然にも本作が何かとてつもないものを秘めているらしいと知ったのである。
 そのようなことを聞いたら、観ずにはいられないのがマニア道。
 いつ観るの?
 今でしょ。
 流行のノリで、鑑賞を開始した。

 冒頭で、湖で水上スキーに興じる若者たちが登場。
 いかにも何か起こしそうだと思ったら、主人公・アンジェラらの家族にボートごと突進。
 うお、ひでえ。
 直接的な描写ではなかったが、心臓に悪い演出である。
 その事故で、アンジェラは父と兄(弟?)を失ってしまう。

 舞台は移り、8年後。
 アンジェラは叔母の家に引き取られたようで、いとこのリッキーと兄妹のように育つ。
 ハイテンションで厚化粧な叔母に送り出され、アンジェラとリッキーはキャンプ場へと向かった。
 キャンプ場では多数の子供たちが集まり、指導員のもとで楽しい時間を過ごす。
 しかし、トラウマからか、アンジェラは誰とも打ち解けようとしない。
 言葉も交わさないアンジェラに、一部の指導員や同室のジュディーらが腹を立て、苛めが始まった。
 そんなアンジェラを、リッキーはひたすらに守る。
 そして、リッキーの友人ポールも、アンジェラの味方をするようになった。
 ポールは、アンジェラに好意を持っていたのだ。
 次第にアンジェラの心も打ち解け、ポールとの距離は縮まっていった。
 その一方で、アンジェラに対する苛めも激化。
 ポールも、ジュディーの誘惑に乗って、アンジェラを裏切ってしまう。
 やがて、アンジェラに関わった人間は、次々と不幸が訪れる。
 その犯人とは……?





 80年代前半。
 俳優たちの年齢を考慮すると、スプラッター度が低いのは当然といえるだろう。
 寸胴に入った熱湯がこぼれて、全身やけど。
 トイレに幽閉の上、蜂の巣投入。この蜂はなんとミツバチ。
 ヘア・ドライヤーを凶器。
 オーソドックスにナイフ。
 面白い殺害方法もあるが、感想としてはハズしてしまった仕事人程度(代表:ひかる一平)。
 ヌルい展開に何が伝説的ホラーだと文句を言いそうになった時、突然理解不能なシーンが挿入される。
 クスクス笑う子供たち。
 
 彼らが見ているものは?
 
 あまりの唐突さに目を疑う。
 これが、伝説たる所以か?
 しかし、これではあまりに説明不足だ。
 そういうわけで、目は画面にくぎ付けとなる。
 いちおう、誰が犯人だか気にはなる。
 クライマックスでしっかり盛り上げ、いよいよ犯人の全貌が明らかに……。

 バアアーーン。
 うぎゃあぁー。
 人間とは思えぬ呼吸音。
 全ての感情を含めた表情。
 見開かれた瞳に、恐怖と混乱と哀愁と運命が感じられる。
 金切音のようなBGMが、その画を私の脳に刻みつけていく。
 画面では、二人の指導員が、これまた素晴らしい表情を作っている。
 表情だけでも分かりやすいが、観客に完全に理解させるという使命を二人は帯びている。
 交互につぶやく台詞の妙。
 英語にもかかわらず、犯人の正体がわかる一文がツボだ。
 月光に照らされる全裸の犯人。
 何故に全裸か?
 その伏線も、しっかり張られていたのだ。
 
 凄い。
 この演出は凄い。
 一歩間違えば、いや間違っている気もするが、これはバカネタの類だ。
 それを、ここまで衝撃的に仕上げるとは!?
 アメリカには本作の熱狂的ファンもいるらしいが、それも頷けるラストであった。
 
 本作のレビューは、既に怪奇伯爵の『世界のホラー・ショー』にて掲載されている。
 しかし、その興奮冷めやらず、本ブログでも取り上げることとした。
Category : 輸入ホラー
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