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『パラノーマル・インシディアス』

Posted by 深城寺 雪広 on 25.2015 0 comments
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(2014/07/25)
キャット・アルター

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 『SPELL FORCE2』という輸入ゲームをようやくクリアした。
 ファンタジー系のRTSで、西欧ファンタジーが好みの自分にピッタリのグラフィック。
 ゲームバランスも良く、やり応え十分。
 海外モノでバグがあり、海外サイトの表記を見つけられなければ、およそクリアできない代物。
 日本メーカーの安心感と比較してしまうが、日本版が出ていないようなのでしょうがない。
 
 クリアするまでの時間も長い。
 多少のパズル要素があり、それを理解しないと先に進めない。 
 しかも、セリフまで長い。
 会話には進行上のヒントも存在するから、私のような不勉強な人間には向いていない。
 それでもクリアできたのは、これまでのゲーマーとしての経験だ。
 苦労があった分、クリアは自分の中では勲章級。
 しかし、たいていの洋ゲーがそうであるように、エンディングが薄い。
 苦労に報いようとするサービス精神が、欠如しているのではないだろうか?


 さて、本作。
 邦題をみれば、明らかに商業意識が見え隠れする。
 しかし原題は『Bell Witch Haunting』で、内容もある程度予測が可能だ。
 
 内容は、シカゴからテネシーに引っ越してきた家族のPOVホラー。
 ブランドン(たぶん高校生)が誕生日にプレゼントされたカメラで、家族の様子を撮りまくり。
 しかも、家では不可解な現象が起き、周囲の人間は殺害されてしまう。
 やがて、危機は家族にも及ぶという感じ。

 製作陣は、B級ホラーの娯楽要素を理解している様子。
 POVながら、色気を入れることも忘れない。
 水着、トップレスをはじめ、姉ちゃんと友人達は下着姿続出。
 途中に起きる霊現象も、バランスは悪くないだろう。

 終盤に近付くにつれ、物語のテーマが露出する。
 知らずに観ると、POVなのにリアルさに欠けるという印象。
 おそらく、興醒めする人も多いのではないか?
 
 鑑賞後、本作は元ネタがある事を知る。
 原題がまさにそれで、テネシーに伝わる魔女系の民間伝承だった。
 劇中にもあるが、ジョン・ベルなる人物が1800年代初頭にノースカロライナより移住。
 三人の子供を授かるが、その子らは屋敷で起こるポルターガイスト現象に悩まされたようだ。
 また、ジョン・ベル自身も、コーン畑のなかで奇妙な生物に遭遇したらしい。
 頭はウサギ、胴体は犬。
 うなぎ犬ならぬウサギ犬の発想は、これまで聞くことがなかった。

 伝説を確認してみると、本作に出てきたネタとリンクすることが多々ある。
 邦題で先入観を持たず、テネシーの伝説を知る人にとっては、ソコソコに楽しめるだろう。
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Category : ホラー映画

『ヒットマンVSキョンシーズ』

Posted by 深城寺 雪広 on 23.2014 0 comments
hvsk.jpg

『ヒットマンVSキョンシーズ』
2010年
アメリカ
監督:ロブ・フィッツ


 気がつけば、約1年間、きちんとした中華料理を食べていない。
 引っ越す前は、徒歩圏内に凄腕四川料理屋があり、充実した中華食ライフを送っていた。
 今では、会社の傍に中華食堂があるものの、中国人シェフにもかかわらず化学調味料の味が濃い故に疎遠となっている。
 陳式麻婆豆腐が喰いたい!
 そういう想いが日々募って、ついに爆発した。
 少々値が張るが、ホテル内にある中華レストランに行く。
 陳式麻婆豆腐定食、1400円。
 ホテルにしては安い気もするが、田舎町の小さなホテルなので妥当といったところだろう。

 供された土鍋の蓋をウエイトレスが外す。
 いかにも『辛いです!!』的な赤を基調とし、血糊を纏ったがごとき白き豆腐が見え隠れ。
 はやる気持ちを落ち着かせてスプーンを運ぶと、『激辛キターーッツ』と一人織田裕二を真似る。
 山椒が効果的にきて、ピリリ、ピリリ。
 片目を閉じて、テヘペロならぬピリペロもやってみる。

 佐助ならぬ発汗が来るぞッ、来るぞッ、手ごわいぞ!!
 一度発汗すれば、豆腐一塊を食すごとに、額を伝う我が水分。
 おしぼりで汗を拭い、片目をつぶってピリペロを繰り返し、まるで裸の大将なんだな、これが。

 お茶を注ぎにくるウエイトレスに大量発汗を悟られないよう、隠れおしぼり拭いに総力を結集。
 それでも食さずにはいられない、本格四川の麻婆。
 ああ、明日も晴れるだろうか?
 ヤン坊、マー坊、天気予報……。

 さて、『ヒットマンVSキョンシーズ』。
 もともとキョンシーは好きではない。
 ビジュアル的なこともあるが、なんだかオチョクられているような気がする。
 両手を前に出して、両足で跳ぶ移動方法からして、気に入らない。
 だから、キョンシー・ブームに乗っかることもなかった。
 しかし、最近日本人監督によってリメイク?された作品は、ビジュアル的に惹かれるものがある。
 そういう前段があって、本作の鑑賞となった。

 しかし、開始早々にまるで違うことに気付かされる。
 主人公は凄腕のヒットマンらしいが、ビジュアル的によろしくない。
 私の拙い比喩で説明するならば、痩せた花田のお兄ちゃんといったところか。
 画像は粗く、そして暗い。
 主人公の描写も、殺しの最中に電話を受けたり、冷蔵庫の中に銃を保管してあったりと、どことなくピントがずれているような気がする。

 これは、ダメだな。
 興味が惰性に替わりそうな時、物語は意外な展開を見せる。
 主人公フランクが請け負った、報酬100万ドルの殺し。
 フランクはいつものように任務を遂行するが、なんと死んだはずの男が甦った!!
 実は、男はキョンシーだったのだ、バァアーン!!!!!!
 
 キョンシーは、日本の妖怪バンド『陰陽座』をゾンビにしたようなビジュアル。
 これが圧倒的な強さを誇り、フランクは命からがら脱出。
 しかし、キョンシーは執拗に追ってきて、フランクと関わり合いを持つ人物たちを次々に惨殺。

 奴は何者なのか。
 情報を得るためにフランクはピン料理長!?のもとを訪れ、仲間と共にキョンシー退治に乗り出すが……。

 後半は、意外にもグロ色を強め、そこに御笑いにならない程度のジョークも混ぜる。
 キョンシーも、香港系ではなく、どちらかといえばゾンビに近い。
 結構なマニアぶりも見せるものの、照明や撮影の技術が未熟で、効果が半減している。
 なんとなくグロいけど、何が起きているのか判らないというのが正直なところ。
 この点が解消されれば、マニア的魅力は十分に備わった作品だといえる。
 ラストのオチも、なるほどねぇ的感想は持ち得るクオリティ。
 
 

Category : ホラー映画

サバイバル・デッド・アイランド

Posted by 深城寺 雪広 on 02.2014 0 comments
『サバイバル・デッド・アイランド』
2013年
カナダ
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アニー・クラーク

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日記と併せて、ヘタレ映画のレビューをプラスした本ブログ。
更新速度は、どんどん遅くなっている。
ちなみに、私の住む地域には『お弁当DONDON』なる店があるが、そこの弁当が影響しておる訳でも何でもない。
サラリーマンとして働かざるをえない現状では、日々ブログに書きたくなるようなたイベントがないというのが正直なところ。
業務上での怒怒哀苦(私の仕事において、楽しいとか、やりがいなどという言葉は一切当てはまらない)は数々あれど、それはブログのネタにあらず。

しかしながら、本日は久し振りにイベントが発生した。
近所の大学で学祭があり、家族がそこのフリマに出店したのだ。
荷物の搬入だけ手伝って、早々に帰宅する予定だったが、久し振りに味わう大学の雰囲気が新鮮で、結局何をする訳でもなく5時間も滞在してしまった。

天気のせいもあって客足も少なく、とても盛況とはいえない状況であった。
しかし、学生が悩みながらも商品を買っていく様や、出品者同士の会話が発生する様は、モノの売買の原点を感じさせる気がした。
いずれ、私のコレクションを売却する日が来るとしたら、喜びを感じられるような売買をしたいものである。

さて、本作。
例のごとく、必要最低限の情報のみで鑑賞。
どういう内容かは、全く不明のまま鑑賞を開始する。
主人公は17歳のジリアン。
カウンセリングを受けていることから、精神的に何か不安定なものを持っていることがわかる。
カウンセラーは、ジリアンがキャンプ場に行くことを反対している。
何故、反対するのか?
出だしは、順調といえるだろう。

カウンセラーの反対を押し切り、ジリアンは友人の計らいでキャンプに参加。
キャンプ場には、経験豊富な指導員というフレコミ。
それでも、経営者のフレッドはテストと称してジリアンに試験を課す。

試験とは、2日間を湖の孤島で一人で過ごすというもの。
しかし、その島には幽霊がいるとの噂もあった。
かつて少女が行方不明になったという事実もあるらしい。

孤島に渡ったジリアン。
しかし、そこには何者かの痕跡が残されていた。
そして……。




大まかにいえば、地味である。
全てにおいて、地味。
とあるイントロによれば、ヒロインはカナダの新星アニー・クラークというが、私的には際立った魅力は感じられなかった。
水着シーンもあるが、何とスク水。
外人でスク水とは、どうにもこうにもブルドッグである。
そして、体型もグラマラスとはいえぬポッチャリ。ボッティチェリ。
これで、色気で勝負する作品ではないと判断した。

途中、サスペンス色が色濃く出ている。
幽霊の存在。
島の痕跡。
疑わしき人物たち。
派手な材料に逃げることができない分、このあたりの演出は丁寧である。
手持ちの材料で最大限の効果を。
作品からは、このような気概が感じられる。

最終的に、自分の好みとはマッチしない内容であった。
しかし、サスペンスの効果を考えれば、作品としての品質は低いとはいえないだろう。
ただ、商業的には厳しいかもしれない。

ある人物が唐突に叫ぶ『カヤッ!!』のシーンが、いつまでも印象に残る。

Category : ホラー映画

『ヘルベンダーズ 地獄のエクソシスト』

Posted by 深城寺 雪広 on 21.2014 0 comments
『ヘルベンダーズ 地獄のエクソシスト』
2012年
アメリカ
監督:J.T.ぺティ

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 相変わらず、劇的な変化のない生活を送っている。
 プラスになったことと云えば、会社が残業削減に真剣に取り組み始めたことだ。
 お蔭で、21時には会社をでなければならない。
 本当は仕事が残っているのだが、先延ばしにせざるを得ない。
 いつかツケが来るかもしれないが、その時はその時である。
 
 ともかく、時間ができた。
 鑑賞できずにいたXファイルは、ようやくシーズン4を終える。
 クリアしたゲームも数本。
 何よりも、読了する本が圧倒的に増加した。
 このまま行けば、鑑賞できるホラー映画の数も増えよう。



 
 さて、『ヘルベンダーズ 地獄のエクソシスト』。
 ジャケ写の雰囲気からは、ひょっとすると感が垣間見れる。
 冒頭の配給会社で、LIONS GATEだと知り、微妙ながらもソコソコのクオリティを予感。

 ヘルベンダーズとは、教会の特殊部隊のような存在らしい。
 様々な宗派から構成されるが、どうにもメンバーが神父らしくない。
 いわゆる落ちこぼれ感丸出しなのである。
 しかし、彼らには哀しい運命があって、彼らによる悪魔祓いが失敗した場合、自らの身体に悪魔を憑依させて封印し、自殺して地獄に送り返すという役割を担っているのだ。

 これはこれで面白いというか、元祖『エクソシスト』の渋いラストへのオマージュとも取れるのだが、その後が宜しくない。
 悪魔を憑依させるためには、堕落した部分が必要となってくる。
 故に彼らは、自ら罪を追う。
 その罪とは、他人の新聞を盗む。
 ファックする。
 浮気する。
 ホモ行為に興じる。
 など、ゲスいネタばかり。
 流石の私も、あまりのゲスさに呆然だった。

 さて、彼らの元に、悪魔祓いの依頼が来るが、その対応もスムーズではない。
 腕利きというにはあまりに乏しく、落第級の腕前である。
 全体を覆うコメディ感もあって、悪魔が出現しても緊張感は薄く、そしてヌルい。

 普通の悪魔と思って祓い始めた相手が、実は古代神スルトであり、メンバーのリズに憑依して姿を消す。
 スルトは地獄の門を開け、世界の滅亡を企てる。
 教会から絶縁されながらも、ヘルベンダーズはスルトに立ち向かうが……。
 ってな内容で、オリジナルティは高いものの、ゲスさで笑いを取ろうとする姿勢に賛否両論必至。

 ラストも酷い。
 ゲスくて、ゲスくて、どうしようもない余韻をゲッス(ゲッツ)!!

 
Category : ホラー映画

『スクール・オブ・ゾンビ』

Posted by 深城寺 雪広 on 25.2014 0 comments
『スクール・オブ・ゾンビ』
2006年
タイ
監督:Titipan Promsiri


スクール・オブ・ゾンビ The Implanted [DVD]スクール・オブ・ゾンビ The Implanted [DVD]
(2006/09/25)
洋画

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 ゴールデンウィーク以来、ふくらはぎの痛みが消えない。
 連休だから、いつもの倍のトレーニングをするか!
 そのような意気込みで走った私は、肉離れという怪我に見舞われた。
 鍛えるどころか、それは筋肉への破壊へと繋がった。
 どうにか歩行は可能だが、全く走れない日々が続く。
 しかしながら、ようやく形だけでも格好になってきた。
 自己比率30%のランニング。
 本当は、もっと走れるのに。
 前に行こうという気持ちを必死におさえ、自分を武豊と馬に置き換えてみる。
 ここは勝負どころではない。
 抑えろ。
 抑えろ。
 最後の直線は、今日ではない。
 今日は、リハビリなのだ。
 緑のターフを100%駆け抜ける時期が、いつかは待っている。
 ああ、レース中の武は、このような気持ちなのだろうか。
 やがて必ず訪れる勝負所を待って、抑制という技を駆使している。
 自己の抑制。
 マインドの鍛錬。
 その必要性を、私は人生の中で遅々として認識し始めた。
 

 さて、『スクール・オブ・ゾンビ』。
 ジャケ写をみると、マニア諸君なら微妙さを感じざるを得ないだろう。
 写真ではなく、イラストである。
 こういう作品は、ヘタレである可能性を秘めている。
 作品の中で、ウリになる画が一切ないかもしれないからだ。
 しかし、ひょっとしたら……。
 自分にとってはツボである何かがあるかもしれぬ。
 人が観ないからこそ、掘り出し物は発見できるものだ。
 そういう想いに囚われて、結局鑑賞してしまう。
 これがマニアの悲しき性。

 物語は、タイの田舎の学校が舞台。
 生徒のトン君が、サッカー中に急死。
 以前にも、生徒数人が亡くなっていた。
 あまりに人が死ぬものだから、当然悪い噂が流れる。
 そもそも、学校のある土地は、いわく付きの土地だった。

 土地を奪って所有したとされるチャオプリヤ家の子孫エク。
 彼は学校の噂を聞き、呪われた土地を開放しようとする。
 エクの夢には、恨みの視線を向ける死霊が出現。
 恨みの深さを知ったエクは、仏教の教えに基づいて、鎮魂の祭儀を行うが……。




 大半のレビューに語られるとおり、ゾンビものではない。
 どちらかといえば、幽霊の類である。
 ショッキング・シーンも殆ど存在せず、子供の霊の外見は目下に隈ができているだけ。
 メインの子供の霊など、パンツ一丁で、団子を乗せたような変なヘア・スタイル。
 こいつが笑いながら飛び跳ねる様は、苦笑以外の何者でもない。
 一番インパクトがあったのは、校長の死に様かもしれない。

 さて、霊の一人、女に注目してみよう。
 外見はちょっと妖怪っぽくなっているが、赤子を抱いている。
 モチーフは、タイでは超有名なMae Nakかと思われる。
 ほとんど動きはなく、たまに眼力で観客を脅すだけだが、存在感がタイ人にハンパないのかもしれない。

 本作のウリの一つ、女優のキャンディー・エヴェリーにも触れておこう。
 メインの女優は、妖怪と女教師の二人。
 どちらも美形だが、おそらくピム先生がキャンディーだと思われる。
 この手の映画では、生徒を悪霊から救うという役目が与えられるのだが、そのような場面は一向に現れない。
 昼メロのような会話シーンと、ただお祈りするだけの印象である。
 メリハリのない内容の割に、100分という長尺の本作。
 キャンディーの魅力が、せめて貴方の癒しとなることを。
 
  
 
Category : ホラー映画

『クリーチャー・オブ・ダークネス』

Posted by 深城寺 雪広 on 18.2014 0 comments
『クリーチャー・オブ・ダークネス』
2009年
アメリカ
監督:マーク・ストーファー

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デビッド・サーワ、サンダー・ラーク 他

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 毎日が、ダルい。
 こんな人生で良いのか。
 中止とはなったがイモトのエベレスト挑戦と、ひたすらにネットと向き合い、ホラー映画を鑑賞する我が人生を比較せざるを得ない。
 ホラーを観続ける。
 それを登山と仮定しよう。
 一歩一歩踏み出していれば、やがて頂上に到達する。
 しかし、ホラー映画という山の頂が存在するのかどうか。
 観ても観ても、その分だけ作品は作られていく。
 低予算でも作れるのだから、タチが悪い。
 そうだ、ホラー映画鑑賞は、登山とは違う。
 たぶん、映画自体がなくならない限り、それは延々と作られる。
 終わりを信じてはいけないものなのだ。
 いつかは、自分の意思で止めねばなるまい。
 そう、ホラー映画鑑賞はわんこ蕎麦のようなもの。

 
 さて、本作。
 多少は誇張されているものの、ジャケどおりのクリーチャーが出てくる。
 主人公アンドルーら若者グループが、キャンプ。
 オフロード・バイクやバギーという小物を使い、他のホラーとはちょっとした趣向変えを施している。
 そんな彼らが背中パックリ割れた奇妙な死体を見つけたところから、話は本筋へと入っていく。

 まあ、ご想像のとおり、クリーチャーにひとりひとり狩られていく訳だが、登場人物の設定がよろしくないよメカドック。
 会話の内容やら演技やら、主人公すら応援できないタイプ。
 主人公には叔父が空軍にいて、その叔父は何かを目撃して分裂病を発症してしまった。
 主人公は叔父がエイリアンにアブダクトされたことまで知っていたが、それは状況説明の辻褄あわせの何者でもない。

 ソコソコにグロいシーンがあり、エイリアンの武器が人間の背骨など、マニア力は感じられるものの、登場人物への感情移入がいかに大切かを物語る。
 結局、エイリアンの目的が明らかになった途端、スケールはパワー・ダウン。
 主人公の根暗さが鼻につくだけで、細部は忘却の彼方へハイパー・ワープ。 
Category : ホラー映画

『アックス・ジャイアント』

Posted by 深城寺 雪広 on 23.2014 0 comments
『アックス・ジャイアント』
2013年
アメリカ
監督:ゲイリー・ジョーンズ

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(2013/11/02)
ジョー・エステヴェス、ダン・ハガティ 他

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とりあえず、ジャケ写を見てほしい。
凶悪さ、禍々しさを醸し出すナイスなデザインである。
期待はずれだと思う反面、もしかしてパート2なんてことになる可能性もある。
結局、観るしかない。
観ないことには始まらない。
『観れば判るさ、ありがとう』とは、誰の言葉だったか。
勝手に北朝鮮に渡ってしまうあの人も、同種の言葉を口にしていたが……。

さて、本作。

ホーム刑務官の元で、刑務所の矯正プログラムに参加するティーンズたち。
このプログラムを受けると、刑務所を出ることができるらしい。
しかし、ホーム刑務官のしごきは半端なく、山で体力的にヘトヘトになるまで体を動かす羽目になった。

メンバーの一人が白骨化した牛の角を持ち帰ったことから、事件は勃発する。
突如と現れた巨人。
でかい斧を振り回し、メンバーの一人は真っ二つにされた。
巨人から逃げまどうメンバーたち。
一人、また一人と命を落としていく。

あの巨人の正体は?
はたして、メンバーの運命はいかに。

……という、単純なストーリーである。
全体的な印象として、娯楽C級ホラーの位置づけながら、この手の作品を好む観客にとってはバランスの良い内容といえよう。
CG甘めながらも、巨人の斧の犠牲となるチョンパ度はしっかり。
巨人のデザインが私的にはイマイチだが、CG合成のしょーもなさが逆に一つの魅力となって、ファックな映画とはいえない代物になっている。

劇中に巨人の正体を示唆する内容が盛り込まれているが、元ネタはポール・バニヤンという伝説の樵だ。
本作を観るまで知らなかったが、ノース・アメリカの民話等に出現するもので、ミシシッピ川誕生にも絡むと言われている。
このポール・バニアン。
別に怖ろしい伝説ではなく、青い牛・ベイブを連れた体のでかい樵で、何十人分もの仕事を一人でこなす、ゴッド樵のような存在として扱われている。

それが、人間を虐殺する殺人鬼と描かれるところに、本作の大胆さが窺える。
最終的には、お決まりの人間のエゴなんかを題材にして、人としてどう生きるべきなのかを考えさせる意味も含んでいるのだが、娯楽度満点だった流れを押し返すだけの描写ではないと言っておこう。

注目すべきは、エンドロールに流れる曲『ザ・バラード・オブ・ポール・バニアン』。
その歌詞を噛みしめてほしい。
Category : ホラー映画

『インフェクション デッドウォーター 』

Posted by 深城寺 雪広 on 21.2014 0 comments
『インフェクション デッドウォーター 』
2012年
アメリカ
監督:グレン・シアーノ

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 本ブログ、久し振りの更新である。
 私は新しいことに果敢に取り組んだり、社交性を発揮してアウトドアに走る性格ではない。
 できれば、休みの日は映画やゲームに興じ、平日にたまったストレスを解消したい。
 外部との接触は極力避けたいのであるが、会社勤めの身である以上、それもままならぬ。
 静かに生きようとしても、日常的に発生する外的要因は予想以上に多い。
 こちらに意図がなくても、予定外の時間が他人によって奪われるのだ。


 
 趣味においては、他人とのコミュニケーションは楽しい。
 ただし、日常において、その趣味の時間は極めて少ない。
 人生の大部分は、自ら望むものとは別種なのだ。
 不本意なものに大半の時間を費やす。
 我がライフスタイルは、おそらく間違っているのだろう。

 しかしながら、これこそが私と社会をつなぐ唯一の手段かもしれぬという思いもある。
 辛うじて社会にぶら下がっている自分。
 これもまた、社会の一員として生きるという意味では正解なのだろう。

 さて、本作。
 ジャケ写見ても、その内容を窺いしることはできない。
 中央のバイオハザード・マークだけが唯一の手掛かりである。
 
 内容は、こうだ。
 未知のウイルスの蔓延。
 感染者は怪物と化し、他人を襲って喰らう。
 この設定にヒネりも何もない。
 監督は、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』しかゾンビ作品を観ていなのではないか?
 そんな疑問すら持ってしまう内容である。

 週末を狩猟で過ごす主人公たち。
 親子の絆など、いちおう人生劇場を用意するも、決して涙を流したり、同調できるような描き方ではない。
 そこでゾンビに襲われ、籠城するといったシンプル路線を辿る。

 ゾンビメイクも、ほぼ手抜き。
 まあ感染者だから、あからさまなメイクの必要はないが、ぞのデザインはこのジャンルにおいて必要不可欠。
 そのため、怖くない・魅力ない・つまらないの3ナイツに陥っている。

 本作のウリは、主役のマイケル・マドセンらしい。
 耳にピアスなんかして、オヤジの色気なぞを強調。
 煙草をふかして眼を細めた表情は渋いが、それが憧れにまでなるかというと疑問。
 ちなみに、私の憧れは『マイアミ・バイス』のドン・ジョンソンで、白いジャケットを着てフェラーリに乗るという夢を与えてくれた。

 まとめるならば、娯楽性や刺激性に欠ける、一昔前のゾンビ映画亜種といった感じである。
 
Category : ホラー映画

『トロール・ハンター』

Posted by 深城寺 雪広 on 01.2013 0 comments
『トロール・ハンター』
2012年
ノルウェー
監督:アンドレ・ウーヴレダル

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(2013/03/20)
オットー・イェスパーセン

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 転勤の可能性は消えず、どうにも落ち着かない日々が続く。
 ただでさえ忙しい時期であり、休日でも遊びに没頭できず。
 
 いよいよ、明日が内辞だ。
 異動となれば忙しさは激化。
 だが、ようやくスッキリできる瞬間も近づいている。

 外為は、思わしくない。
 輸入ゲームやDVD購入を躊躇せざるを得ない状態である。
 普通は株やFXの影響を考えるのが一般的なビジネスマンであろうが、根がオタクの私には二の次だ。
 マクロな視点で、自己中心。
 世界の経済より私の小遣い。
 
 窓の外は、晩秋の快晴。
 BGMに陳綺貞のアンニュイな歌声。
 まったりな午後に身を投じながら、私の心は冬模様。

 さて、『トロール・ハンター』。
 ジャケットから胡散臭さが滲み出る作品である。
 「本当に、本当にいる」
 という、一見単純なコピーも不思議と記憶に絡みつく。
 ノルウェー産のPOV主体のモキュメンタリーである。

 冒頭で、このフィルムの素性が明かされる。
 2008年10月13日、フィルムカメラーテネ社に届いた283分のテープ。
 それを編集したものが、本作だというのだ。

 メインは、ヴォルダ大学の3人の学生。
 熊騒動のドキュメンタリーを撮るつもりが、一人のハンターとの出会いによって思わぬ真実に突き当たる。
 彼らはハンターと行動を共にし、伝説の怪物トロールの姿をカメラに納めようとするといった内容。
 これまでのPOVと差異のない作品と予測されたが、実際には違った。

 まずは、POV手法による映像の不快感が少ないことに触れておこう。
 クリアな映像を巧みに配し、時に臨場感のある画を組み入れている。
 しかも、ストーリーをしっかり組み立てているから、103分というPOVにしては長尺というランニングタイムにも、比較的飽きがこない。
 内容も後半に行くに従ってスケールアップし、ドラマ性を盛り上げている。
 ネタバレすれば、トロールの姿は思いっきり露出しており、その映像も安易なCGではないと言っておこう。まるで、質の良い怪獣映画のようだ。

 そして、本作の魅力の最大要素。
 まるでドキュメンタリーに対する真っ向からのパロディといったような作風だ。
 政府の隠蔽工作。
 隠された組織。
 聞けば聞くほど顔がほころぶトロールの生態。
 どこか間抜けな戦闘シーン。
 全てが真面目でありながら、全体はコメディという作品に仕上げた作りは素晴らしい。
 紅葉美しいノルウェーの山景も、見どころの一つである。

 *最も印象に残ったシーン
 ハンスの歌声 アイヤイヤ ホー
 さすがヴァインキング・メタルのメッカ北欧である。 
 
Category : ホラー映画

『HAUNTING 震!悪魔の棲む家』

Posted by 深城寺 雪広 on 04.2013 0 comments
記事の作成方法を間違えました。
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